課題研究「静岡県における溶血性尿毒症症候群(HUS)の原因菌の解析と感染源となる食材調査」実施に関する公表事項
課題研究「静岡県における溶血性尿毒症症候群(HUS)の原因菌の解析と感染源となる食材調査」実施に関する、「疫学研究に関する倫理指針」(平成14年6月17日文部科学省・厚生労働省)第3の1に基づく公表事項は以下のとおりです。
1.
意義、目的
腸管出血性大腸菌(以下EHEC)感染症は、毎年3,000人を超える患者が発生し、重症化した場合、溶血性尿毒症症候群(以下HUS)等により死亡する重要な感染症です。EHEC感染症は本県でも毎年数十名発症し、そのうちの数例でHUSを併発します。HUSは主に小児のEHEC感染症に引き続き発症することが多く、中には原因菌の血清型が不明な症例が見受けられます。本研究では、県内のEHEC感染症の予防に資するため、原因菌の解析を行いHUSの発生状況等の現状を把握するとともに、感染源となる食材についてEHECの汚染状況を調査し感染予防に役立てます。
2.
実施機関
静岡県環境衛生科学研究所(静岡市葵区北安東4−27−2)
3.
実施方法
協力していただける医療機関からEHEC感染症患者の患者検体(便・血清)の提供を受け、各種検査法(PCR法、血清中抗体価測定等)を実施し、原因菌の解析を行います。食材については、遺伝子スクリーニング法等を実施して、感染リスクの高い食品を検証します。
4.
個人情報の取り扱いについて
検査材提供者情報は、IDおよびパスワードにてアクセス制限されているコンピュータのみで管理をおこないます。
5.
研究成果の活用
本研究で得られた成果は、学会や学術専門誌で発表しますが、個人が特定されることはありません。
6.
個人情報に関する手続き
本事業の実施における個人情報について、以下の事項に関する手続きをご案内いたします。手続きについてのご相談、個人情報に関する問い合わせ、苦情等については、以下の問い合わせ窓口に御連絡ください。
7.
問合せ窓口
静岡県環境衛生科学研究所 企画調整課
電話 054−245−7655
FAX 054−245−7636
E-mail kanki@pref.shizuoka.lg.jp