近年、我が国では、豪雨災害や、猛暑による農作物の品質低下、熱中症の搬送者数の増加など気候変動の影響が発生しています。特に平成30年の夏は、「平成30年7月豪雨」や全国各地で観測史上最高気温を更新した猛暑に見舞われました。また、欧州や米国でも、異常高温・水不足・森林火災などが発生し、これらの異常気象について、世界気象機関(WMO)は、要因の一つとして、温室効果ガスの増加による長期的な地球温暖化の傾向と関連があると分析しています。
世界的に温室効果ガスの排出削減対策に取り組んでいるところですが、今後のさらなる気温の上昇はさけられないと予測されています。そのため、すでに現れている気候変動の影響や中長期的に避けられない影響に対して「適応」を進めることが求められています。
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