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近年、おいしい水や安全な水を求める声の高まりから、繰り返し使用できる容器にセルフサービスで水を入れて持ち帰るといった、水の量り売りを行う自動販売機を設置したスーパー・マーケットが増え、利用する人も多くみられます。しかし、自動販売機の水(以下、「自販水」と略す)の多くは、殺菌作用のある残留塩素が除去されています。そして、これらの水は、使い切るまでに数日間かかることもあり、保管方法も人によって様々なようです。 |
自動販売機の水は、静岡市内のスーパー・マーケットで供給されていた以下の12銘柄です。 |
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● 自販水の性状について調べてみました | |
● 自販水中の細菌について調べてみました
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☆ 繰り返し使用した容器を使うと水中の一般生菌数はどうなるのでしょうか?
通常、容器は繰り返し使用されています。そこで、自販水を1年半から2年程前から使用している容器に入れた場合の一般生菌数を測定し、新品容器の場合と比べてみました。4℃で保存した場合は全期間を通して生菌数は30CFU/mL未満でしたが、30℃で保存した場合には図2のとおり、2検体で採水直後に細菌が確認されました。また、1日経過後に、一般生菌数が水道法の水質基準100CFU/mLを上回ったものもあり、その後も細菌は増殖しました注)。実際には、水を消費し切るまでに容器を何度も開け閉めするため、細菌が入り易い状態になることが考えられますから、そのような場合にはより注意が必要でしょう。 細菌が増殖したか見た目ではわかりにくいかもしれませんが、衛生的に飲用するため、冷蔵庫で保存し、なるべく早めに使い切ることが望まれました。 注)一般生菌数は病原性の有無に関わらず測定されます。 したがって水質基準を超えたものが直ちに人体に有害と いうわけではありません。 |
では、どのような容器の洗浄方法が除菌に効果的でしょうか。
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