調査研究
ファルマバレープロジェクトの一翼を担う創薬探索、富士山の水資源の有効活用、病原微生物の迅速検査法、医薬品・食品の新たな検査技術、大気・水質環境の保全対策などの重要課題のほか、県民生活に密着した課題、将来問題化することが予想される課題について、調査研究を行っています。
試験検査
保健衛生や消費生活関係の行政を支援するため、病原微生物、医薬品、食品などの各種試験検査や商品テストを行っています。
常時監視・測定
静岡県の生活環境を守るため、大気、水質、騒音などについての常時監視や測定を行っています。
危機管理
新たな感染症や食品による健康被害、有害物質による大気汚染事故や河川・湖沼における水質汚濁事故など、健康や環境に対する危機事案が発生した場合には、県民の生命を守るため、高度な技術をいかした分析・解析を迅速に行っています。
研修指導
県民や市町・健康福祉センターの職員を対象に、科学的・技術的中核機関としての専門性をいかした環境、保健衛生、消費生活関係の研修や技術指導を行っています。
情報発信
調査研究の成果、試験検査や常時監視・測定の結果などについて、学会、学術論文、業務研究発表会、インターネットのホームページなどを通じて、広く県民に情報提供しています。
静岡県環境衛生科学研究所の組織
環境科学部
静岡県の抱える環境問題や、これから取り組んでいかなければならない環境問題について調査・研究を行っています。未規制化学物質、農薬の環境影響調査と、シックハウス対策を図るための調査研究にも取り組んでいます。
微生物部
静岡県内の保健所、病院などから依頼された検体について病原体の検出を行うほかに、食中毒・感染症などの不測の事態にも対応しています。また、食品検査(遺伝子組換え食品、アレルギー物質を含む食品など)、感染症発生動向に関する取りまとめ、調査・研究も行っています。
医薬食品部
静岡県は日本でも有数の医薬品生産県であり、品質確保の観点から医薬品等の試験検査・研究や技術研修のほか、静岡発の医薬品を目指して創薬探索事業を行っています。また、食の安全性確保のため農産食品中の残留農薬やカビ毒等の試験検査・研究、さらに商品テストや実習講座を通して消費者教育や啓発活動を実施しています。
大気水質部
大気や水質等の汚染状況を把握するため、環境基準の設定されている河川、湖沼、海域の水質調査や大気中の汚染物質調査などの環境監視を行っています。事故や環境基準を超えた場合は、原因究明など迅速な対応を図っています。また、汚染の未然防止を図るための調査研究を行っています。
総務企画課
研究所の管理運営及び調整を行っています。歳入歳出経理事務及び財産管理業務、職員の福利厚生及び防災対策業務や県庁や外部機関との連絡調整、研究や会議の調整、定期刊行物の取りまとめ、研修生の受入れなどを行っています。
対外サ-ビス
当研究所の対外サービスは次のとおりです。御希望の方は御連絡ください。
刊行物
環衛レポ-ト(年3回)
静岡県環境衛生科学研究所報告(年1回)
商品テスト情報(不定期)